作家紹介

粘土と作品を切り離している写真

備前焼作家

高島 聡平

師匠である伊勢崎 淳氏の工房を卒業後、28歳で日本陶磁協会の現代陶芸奨励賞を受賞。

引用符

高島聡平さんは、技術としてはまだ成長途上であるものの、自分の茶碗を追求していこうという姿勢が評価され、「茶陶」部門で選出されました。
「自分の感覚を写し取ったモノをつくり、お客さんの反応を見て考えながら形にしていきたい」
大学時代の高島さんは、そんな仕事をしたいと漠然と考えていました。
油滴天目に魅せられたことがきっかけでやきものに関心が向き、やがて、より原理的な性格をもつ備前焼に惹かれていきました。
運良く人間国宝・伊勢﨑淳氏の元に弟子入りする縁を得て、卒業と同時に北海道から岡山・備前に移りました。
高島さんの穏やかな丸みを帯びた器は、師や兄弟子たちのシャープで造形的な作品と比べると、対照的にも映ります。
「外から力を加えて形をつくるより、土が内側から表情を出していくように仕向けていくことが、いまの自分の仕事だと思っています」

引用:坂井基樹(公益社団法人日本陶磁協会 事務局長),日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 中国・四国 受賞記念 高島聡平 展. 柿傳ギャラリー. 11月17日. https://www.kakiden.com/gallery/archives/50770/

年表

平成3年
北海道に生まれる

平成26年
道都大学(現 星槎道都大学)デザイン学科 卒業、伊勢﨑淳氏に師事

平成29年
岡山県美術展覧会 奨励賞 受賞
第34 回 田部美術館「茶の湯の造形展」入選(令和2年、3年)

平成30年
第5 回 陶美展 奨励賞令和元年 第12 回 現代茶陶展 入選(令和2年)

令和2年
日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞中国・四国「茶陶」部門 受賞
独立 現在、穴窯のある瀬戸内市牛窓町にて制作

令和4年
3月:日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 中国・四国展 受賞記念
高島 聡平 個展

令和5年
2月:うつわや涼一石 個展
11月:send 個展
12月:BIZENの八人展Ⅱ-造形と素材- 出品

年表の真ん中の線